皆さん二眼レフをご存知でしょうか?
レンズが上下に2個付いていて四角いフィルムカメラ。可愛いレトロなルックスでフイルム好きな人は、一度は見たことあるかと思います。
なんと言っても二眼レフの最大の特徴は、正方形の写真が撮れるということです。普通のカメラは長方形になりますが、二眼レフは正方形なんです。そんなユニークなカメラを持ってユーラシア大陸を横断してきました。
なので今回はユーラシア大陸の旅で使用したカメラと撮影した写真を紹介していきます。
使用したカメラ
僕が使用したカメラは「Yashica Mat 124G」という国産二眼レフカメラです。Yashica Mat-124 Gは1970年から1986年に製造された、Yashicaによる最後の二眼レフでした。
なので40〜50年前のカメラなのです。「そんな古いカメラでちゃんと写真撮れるのか?」と思う方もいるかと思うんですが、それがちゃんと撮影できるんですよ。しかもとても綺麗な写真が撮れちゃうんです。
そんなちょーかっこいいレトロなカメラを持って世界旅するってとても浪漫ありますよね。ここからはこのカメラで撮影した写真でユーラシア大陸横断旅を振り返っていきます!!
写真で旅を振り返る
ラオス
記念すべき1枚目の写真は、ラオスのルアンパバーンで撮影しました。ちゃんとピントも合ってるし、色味もいい感じだし、ちゃんとカメラ目線!!満足の一枚!!
どうですか?この可愛らしい正方形写真。他のカメラとは違って、なんかいいですよね。この色味もフィルカメラならではの特徴です。
ここからどんどん写真を振り返っていきます。
この写真は、ルアンパバーンのクアンシーの滝で撮影した一枚。
タイから旅行中の僧侶さんたちが旅行者の方に写真を頼まれていたので、面白いなと思って撮影しました。てか僧侶さんも旅行するんだな〜。
バングラデシュ
ダッカを街ぶらしていた時に撮影した一枚。
「俺らのこと撮ってよー」と声をかけてきたバングラデシュキッズたち。バングラディシュの子供たちは本当にフレンドリーで元気いっぱいなんです。いい写真撮れたわーありがとう。
インド
インドのバラナシにある火葬場「マニカルニカ・ガート」で撮影した一枚。
ここでは亡くなった人を火葬して、遺灰を聖なる河「ガンジス川」に流します。ここバラナシの火葬場は、24時間絶え間なく煙が上がり続けるそうです。遺体が燃えている所だったり、遺体をガンジス川の水で洗っているところなど、全てオープンにされていて誰もが見ることができます。
「人はゆっくりと死に近づいて、いつかは死ぬんだな」と改めて考えさせられた場所でした。
ジャイプールにあるアンベール城の風景を撮影した一枚。
様々な民族が行き交う要衝だったため、異民族からの侵入を防ぐために築かれた城砦。丘からの景色は圧巻のパノラマでした。
キルギス
ビシュケクで街ぶらしてた時の一枚。
中央アジアではお馴染みの派手なバスローブを着たおばあちゃん。よく見たらアップルのロゴだし、バスローブ着てお散歩してるってツッコミたくなるけど、中央アジアではいっぱい見かけました(笑)
カザフスタン
アルマトイにある廃墟にいた青年を撮影した一枚。
アルマトイの中心にあるでかい廃墟に侵入したら、ばったり出逢ったので、「写真撮らせてー」って聞いたら、いいよーとピースサインしてくれました。逆光が原因なのか、露出を間違えたのか、少し暗くなってしまいました。これでも少し露出をあげたんですが…。
フィルムカメラは現像するまでどんな写真かわからないワクワクがあるんですよ。だから露出を間違えて写真がうまく撮れていなかったら落ち込むし、逆にうまく撮れていたらめちゃくちゃ嬉しいんです。
今はスマホでも綺麗に写真を撮れちゃう便利な時代だけど、そんな時代だからこそフィルムカメラを使って不便利を楽しむのもいいんじゃないかな〜と思ったりして。
ウズベキスタン
サマルカンドにあるレギスタン広場で撮影した一枚。
シルクロードの中継地、サマルカンドブルー、そして可愛い服を着たおばさま方、我ながら、この写真美しくないですか?…とは言っても、こんな綺麗な場所、誰が撮っても美しくなりますわ(笑)
タジキスタン
パミール高原の道中に出会った子供たちを撮影した一枚。
パミール高原をヒッチハイク中、疲れて路肩に座っていたら、子供たちに声をかけられ、家に招待してくれました。家族の方もとても気さくでご飯までご馳走して頂きました。
パミールではいろんな方々にお世話になりました。Youtubeにパミール高原の動画を出しているので良かったら観てください。
タジキスタンのヤグノブ渓谷で撮影した一枚。
RPGの世界に放り込まれたかのような写真。モンハンのリオレウスとか飛んでてもおかしくないですよね(笑)今までの人生の中でトップ5には入る絶景でした。この渓谷を足が崩壊するまで歩いたのは、今となってはいい思い出。
アルメニア
エレバンにある日本人宿のオーナーを撮影した一枚。
この宿は「伝説の日本人宿」と呼ばれ、多くの日本人旅人がお世話になった場所です。僕もその一人で、そんな宿のオーナー「リダ」にお世話になりました。思い出の場所として一枚写真を撮らせて頂きました。
コーカサス地方で撮った写真はこの一枚だけ。中央アジアと比べて、物価が上がっていたのと、中央アジアでゆっくりしすぎたので、コーカサスの旅は駆け足で終わらせました。なので写真を撮れず…後悔。もっと撮るべきでした。
トルコ
トルコのカッパドキアで撮影した一枚。
約1ヶ月半旅したトルコの中でも、やっぱり一番の絶景カッパドキア。朝早く起きて駆け足で撮影しに行った気球の写真。何回見ても美しい風景だな〜。
ヨーロッパ
ブルガリアの廃線となった駅で撮影した一枚。
歩いていたら、たまたま見つけた場所。なんかこういう寂れた感じ、すごい好きなんです。使わなくなった電車があったり、ボロボロの貨物があったり、小一時間この駅を探索してました。
ルーマニアのブルサナ村で撮影した一枚。
ルーマニア伝統料理「ママリガ」用のとうもろこしの皮を剥いているおばあちゃん。この後、ルーマニアの伝統料理や地酒などご馳走になりました。
ウクライナのリヴィウで撮影した一枚。
路上アーティストが戦時中でも強く生きようと歌ってるかのように感じました。実際どんな歌の内容かはわからなかったんですが、抱き合うカップル、真剣な眼差しの人々、中には軍人さんも集まって、大勢の人が歌を聞き入ってました。
ロンドンで行われた王室のパレード中に撮影した一枚。
NOT MY KINGという黄色いプラカードを掲げた集団。パレード中、終始「NOT MY KING NOT MY KING」と抗議していました。手すりの渦巻いてる部分に、ちょうどお洒落なおばあちゃんの顔が見えたので撮影したんですが、ちょっとずれちゃいました。
まとめ
二眼レフで撮影した写真はいかがだったでしょうか?
フィルム写真は、撮影する時に「どんな感じで撮ろうかな」「露出はあってるかな」など考えながら、時間をかけて撮影するので、一枚一枚大事に撮影するんです。なので撮った写真を振り返るとき、パッと撮影したときの記憶が蘇ってきます。
それがフィルムカメラの良いところです。
実際、長期旅にフィルムカメラを持っていくのはめちゃくちゃ大変です(笑)現代のカメラよりも重いし、フィルムも持っていかないとだし…。でも今回写真を振り返ってみて、いい写真も撮れたし、良かったなと思います。
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