絶景を求めて、いざパミール高原へ。ホログ→アク・バリクの泉【ユーラシア大陸横断編】

タジキスタン
タビートニク 〜世界放浪記〜

双子(りく&ゆうだい)で世界を放浪中。
2023年2月から10カ月かけて主にヒッチハイクを駆使しながらユーラシア大陸を横断、現在は南米大陸を縦断中。
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どーも、双子で世界放浪中のタビートニクです。

このブログは、りく(@riku_tabeatnik)とゆうだい(@amoramen_film)で運営しています。

前回に続き、世界の屋根と呼ばれる「パミール高原」について紹介していきます。

前回の記事はこちらから

ホログを出発

ロードマップ

数日間お世話になったホログを後に、いよいよパミール高原を目指し、ヒッチハイク始動。

最終目的地をアク・バリクの泉として、パミールハイウェイを駆け抜けることにしました。

車が止まりやすい場所まで移動し、手を挙げ待つこと30分。一台の車が止まり、途中まで送ってくれることに。

車からの窓

その後も立て続けに車が止まり、小さい村に到着。

ここパミール高原ではヒッチハイク文化があるらしく、日常的に村人同士で乗せあっているらしいです。

リュックを盗む村の子供

村で少し休憩していると、村の子供たちが「チャイ飲もう」と家に招待してくれました。

家に行くと、家族全員が僕らを歓迎してくれて、結局ご飯まで頂きました。小一時間村で子供達と遊んで、お別れしました。

子供達と記念撮影

イスラム教の教えで、「旅人をもてなす」という教えがあるらしいです。タジキスタンは中央アジアの中でもイスラム教色が強い国なので、「旅人をもてなす」文化が根強く残ってる気がしました。

優しくしてくれた家族からパワーをもらって、車が来るまでひたすら歩き続けました。

ジェロンディ(Jelondy)

ジェロンディ(Jelondy)

村を後にして、数台車を乗り継ぎ、ジェロンディという小さな村に到着しました。

とても小さな村で、住民もおそらく数十人ほど。

ちなみにMAPS.MEによると、ここの標高は3500mあるそうです。富士山と同じくらいの高さ。

夕方だったので、ヒッチハイクを諦めて、ジェロンディで泊まることにしました。

湧き出る温泉

ジェロンディは、温泉が湧き出ていました。ただ源泉はめちゃくちゃ熱かったです。

この村にはホームステイがあって、温泉なども楽しめます。

⬇️ホームステイの位置情報

僕らはこの大自然の中でキャンプすることにしました。(住人に許可頂きました。)

テント泊

草原に寝そべって本読んだり、チルしたり、最高すぎ!!!!!!

パミール高原の雪山

雪山が夕日に照らされ、神々しく輝いていました。

空気も澄んでいて、夜の星空は最高に綺麗でした。

星空を見ながら黄昏ていたら、住民の方が寒いだろうから温泉入っていいよと家に招待して頂きました。

温泉に入った後は、家でダンスパーティー。BTS好きの女の子がいたので、お礼にダイナマイトを全力で踊りました(笑)

朝も家に招待して頂きました。ありがたい。

シルチョイとパン

これはシルチョイと呼ばれる塩入ミルクティーです。ここにバターを入れ、パンを浸して食べました。

味は…、イマイチ。the中央アジア、モンゴルぽい味です。

みんなとお別れして、次の目的地を目指しました。

アリーチャ(Alichur)

アリーチャ(Alichur)

次の日、次の目的地アリーチャに向けてヒッチハイク開始!!

しかし車が全く来ないので、車が来るまでひたすら歩くことにしました。

1,2時間歩いたところで、ようやく一台のトラックが止まってくれました。

乗せてくれたトラック

しかもアリーチャまで行くらしい!!運よくアリーチャ行きのトラックに乗せてもらい目的地まで向かいました。

Alichurの標識

数時間かけて、アリーチャに到着!!なんだこの街!!草木が全くないじゃないか!!

緑もないし、川もないし、ただ何もないところにポツンと小さな街があるだけ。最果ての地みたいな…

それもそのはず、アリーチャは標高4000m以上の高地にある街なんです。標高が高い場所は、高木が育たないのです。

レストラン

小腹が空いていたので、トラックの運転手さんと一緒にレストランへ行きました。

電気もガスもないらしく、薪を使って料理してました。

シュルパ

中央アジアの定番料理「シュルパ」を頂きました。シュルパは、山羊肉とポテト、人参(国や地域によって異なる)などの野菜が入ったスープです。

味は…、癖が強いんじゃ!!山羊肉を骨ごと煮込んでいるので、山羊の癖つよ出汁がスープに染み込んでいるんです。

山羊肉が苦手な方は、たぶん食べれないかと思います(笑)

トイレ

日干しレンガで作られた簡易的なトイレ。

この街には、日干しレンガでできた建物がたくさんありました。

簡易的なトイレ

中央アジアの田舎のトイレは大体こんな感じです。ただ穴を掘ってあるだけの簡易的な物なので、もちろん下には汚物があって臭いです。

アリーチャの子供達by中判カメラ

顔立ちがキルギス人ぽい。アリーチャから北上して行くとキルギスの国境に繋がるので、ここから少し民族系統が変わるのかな?

アリーチャの家族

おばあちゃんが一人で重たい井戸水を運んでいたので、お手伝いしたら家に招待してくれました。チャイやお菓子をご馳走してもらいました。

学校

アリーチャにはモスクや学校などもありました。

中に入らせてもらったのですが、この日は休校だったらしく、子供たちはいませんでした。

毛深い牛

毛深い牛。ヤクなのかな?ヤクにしては、毛が少ないよな。

赤ちゃんも二匹いました。乳牛なのか、食用牛なのか、はたまたただのペットなのか。

日本人が珍しいのか、多くの人が立ち止まって僕らに興味を示してくれました。

写真を撮らせてもらったり、村人と話したり、いい時間を過ごせました。

アク・バリクの泉(Ak Balyk Lake)

アク・バリクの泉は、アリーチャから車で数十分の場所にあります。

僕らはヒッチハイクで泉まで行きました。到着した時は、既に辺りは真っ暗だったので、テントを張って野宿することに。

ここもまた星空が美しかったです。光も音もない場所で見た星空は格別でした。

翌朝目を覚まし、荷物をまとめ、すたすた泉に向かって行くと…、

「やばーーーーーーーーーーなんやこの景色!!!」

綺麗すぎてびっくり!!

中判フィルムカメラで撮影
こちらも中判フィルムカメラ

この景色やばくないですか?初めの数分間は、この景色に圧倒されました。

青く澄んだ泉、聳え立つ雪山、そして広大な草原、まさに風光明媚とはこのこと。

この泉はとにかく透明度が半端ないです。底まではっきり見えました。

雄大な景色を見ながら座ってるだけで、あっという間に時間が過ぎていきました。

高地という厳しい自然環境下で生きる人々、息を呑むほどの美しい絶景の数々、この旅で一生忘れないであろう経験ができました。

ここまで来て良かったって心の底から思いました。

こうして3日間に及ぶパミール高原の旅は終了。

パミールの旅ではいろんな人に助けてもらいました。ここに住む人々は親切でとても温かい人情味あふれる場所でした。この旅で助けてくれた皆んなありがとう!!!

この後は、再びヒッチハイクでホログまで戻り、ワハーン回廊を目指すことになりました。

次回の記事はワハーン回廊についてです。

旅の様子をYouTubeで発信していますので是非見てみて下さい!!

タビートニク Tabeatnik
双子でゆるーく旅しております。浪漫溢れる旅が大好物です。 今はユーラシア大陸横断中です。 #浪漫旅 ⬇️旅の記録や写真、旅人に役立つ情報など下記のSNSでも配信してます。ぜひフォローしてください!!!
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