【ペンジケント遺跡】サマルカンドからペンジケントへ陸路越え。【ユーラシア大陸横断編】

タジキスタン
タビートニク 〜世界放浪記〜

双子(りく&ゆうだい)で世界を放浪中。
2023年2月から10カ月かけて主にヒッチハイクを駆使しながらユーラシア大陸を横断、現在は南米大陸を縦断中。
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どーも、双子で世界放浪中のタビートニクです。

このブログは、りく(@riku_tabeatnik)とゆうだい(@amoramen_film)で運営しています。

今回は古代遺跡のこる「ペンジケント」について紹介します。

アクセス方法

ウズベキスタンのサマルカンドから「ペンジケント」までの行き方を紹介します。

カサコナバスターミナル

タジキスタンの国境まではカサコナバスターミナル(Кафтархона Автобус Станцияси)からシェアタクシーで向かいます。

サマルカンドの中心地からバスターミナルまでは徒歩で30〜40分くらい。僕らは節約のために歩いて行きました。

タクシーで行きたい方はYandex(中央アジアのUber)で探してみてください。

国境行きのシェアタクシー

カサコナバスターミナルには乗合バンやシェアタクシーなど沢山あります。地元の人に「国境へ行きたい」と伝えると、国境行きのタクシーを教えてくれます。

僕たちが乗った国境行きのシェアタクシーは路肩に停まっていました。たまたま案内してくれた方が日本語を話せたので、スムーズにシェアタクシーを見つけることができました。

しかも、その人は、「俺が日本にいた時、いろんな人に助けられたから」と言ってシェアタクシー代を払ってくれました。しかも別れ際に水とナンも頂きました。なんて優しい人なんだ。この旅で沢山良い人に出会えて、感謝感激です。

奢ってくれたウズベキスタン人

ちなみに相場は一人15,000〜20,000スム(約180〜240円)だった気がします。

カサコナバスターミナルから国境へは30〜40分で到着しました。シェアタクシーは国境ゲートの目の前まで行ってくれました。

いざタジキスタン入国

2022年より、タジキスタンへの入国は無査証での渡航が可能(最長滞在日数30日)になりました。旅人にとっては嬉しい限りです。

ほとんど質問はされることなく、出入国できました。中央アジアの国境越えは比較的スムーズで簡単です。

※ただしウズベキスタンでは滞在登録証(ビザとは別)が必要なので、出国の際に提示を求められる事がので要注意です。持ってないと出国できない可能性があります。

滞在登録証

ウズベキスタンに滞在する際は、入国から三日以内に滞在登録をする必要があります。宿泊先のホテルが滞在登録の手続きを代行してくれます。

両国の首脳

国境の間には、国旗とこんな写真が飾られていました。両国首脳が握手を交わしているので、関係は良好そう。

国境からペンジケント

国境を出るとシェアタクシーの運転手が沢山いて、声をかけてくるので「ペンジケント」といえば伝わります。

路肩にシェアタクシーが並んでいます

僕らはウズベキスタンの紙幣で運賃を支払いました。料金は二人で30,000スム(約360円)でした。

また、タクシーの運転手さんに頼めば、ウズベキスタンスムを両替してくれます。意外とレートも良かったので、ウズベキスタンのお金が余ってる人は、両替するのもいいかと思います。

ペンジケントの安宿

ペンジケントはとても小さい街なので、すぐ見つけることができると思います。

僕らが泊まったドミトリーは右側の扉から入ります。料金は一人50ソモニ(約650円)でした。

何個かホステルを回って値段交渉をしたんですが、だいたい一泊千円を超えていたので、ここのホステルは安い方だと思います。

シャワー(ちゃんと出る)、トイレ共用、ベッドは8個ありますが、キッチンはありません。僕らが泊まった時は、僕ら以外一人しか宿泊していなかったので、夜は快適に寝れました。

部屋も比較的綺麗だったし、オーナーさんもとても良い方でした。

爆睡する人、お祈りする人、パン食べてる人

こちらの写真は、ホステルで撮影した一枚。爆睡かましてる人もいれば、神様にお祈りする人もいる、パンを食べてる人もいる。世の中色んな人がいるよねっていう写真です。

ペンジケントの魅力

ペンジケントについては下記の動画でも紹介しています。

街並み

ペンジケントは小さい街ながら、人が多くとても賑やかです。中規模のバザールがあったりします。

中心地の公園

中心地の公園は、子供達が多くとても賑やかでした。綿飴が売ってあったり、富士急の鉄骨番長的な奴があったり、ミニ遊園地みたいでした。

タジキスタンの方々はとてもフレンドリーなので、道端を歩いているだけで「どこから来たの?」と話かけてきます。そもそも旅行者がほとんどいないので、珍しいのかと思います。

山積みにされたスイカとメロン

道端では山積みにされたスイカとメロンが綺麗に並べられてました。タジキスタンではスイカが主要農産物だそうです。日本のものと違ってスイカは長細く、メロンはツルツルで黄色でした。

未舗装の道
砂利道を自転車で走る少年

中心地から少し離れると、こんな感じで未舗装の道路が続きます。中央アジアの田舎は、大体こんな感じで、平屋建ての伝統民家が建ち並んでます。

ペンジケント遺跡

僕らがペンジケントに来た最大の目的は、ペンジケント遺跡でした。

ペンジケント遺跡は、6世紀から8世紀にかけて、ペルシャ系の民族ソグド人が築いた都市遺跡です。ここはシルクロード時代に交易をしていた商人のソグド人が築いたソグディアナの中心地でした。

8世紀のアラブ襲来の時に、住民が街を放棄したままの状態で古代都市の原型をとどめてるため’中央アジアのポンペイ’と呼ばれているそう。

なのでペンジケントは、めちゃくちゃ歴史のある地なのです。

ソグド人(ソグドじん、粟特人、: sogd)は、中央アジアザラフシャン川流域地方に住んでいたイラン系ペルシア系)のオアシスの農耕民族[注釈 1]。また、商業を得意として定住にこだわらず、シルクロード周辺域の隊商をはじめとして多様な経済活動を行った[2]

ウィキペディア参照

中心地からペンジケント遺跡は徒歩で30分くらいです。

MAPS.MEの案内に従って行ったのですが、途中で行き止まりで、途方に暮れていたら地元の人が案内してくれました。

遺跡まで続く道

伝統住宅が並ぶ道をひたすら進むと、開けた道が出てきます。ここを進んでいくと、古代ペンジケント遺跡があります。ただし、遺跡は日干しレンガで作られていて,多くは殆ど痕跡を留めていないので、見つけにくいです。

ペンジケント遺跡

パッと見ただけでは遺跡とはわからないくらい、痕跡が残ってないところもあります。

遺跡内に説明や看板が一切ありません。もう少し整備されるべきと思う反面、ないとないで遺跡をそのまんま感じられるので良いなと思ったりして。

それでも、この建物は何かわかる看板くらいは欲しかった…。

タジキスタンの情勢はあまり良くなく、遺跡を綺麗に保存する技術やお金がないとか…。こんな貴重な遺跡なのにもったいない。

ロシア研究者の調査結果では,遺跡は住居地区,商業地区,宮廷,ネクロポリス(墓地),ゾロアスター教寺院のエリアに分かれ,5000人ほどが暮らしていたそうです。

おそらく上記の写真がゾロアスター教の寺院です。僕が見たブログの写真(数年前)と比べて、少し綺麗になってました。たぶん修復されたのでしょうか?詳しいことはわかりませんでした。

遺跡を散策していたら、タジキスタンに詳しいリトアニア人のおじさんと出会いました。彼は「若い時の旅は、いつか君たちが歳をとった時に、いい記憶として残る。今、家でゴロゴロしてテレビ見てるより、金かけて旅してることはもっと価値があることだ、だからもっと旅して世界を知りなさい」と言われました。

テレビ見たり、スマホをいじる生活じゃなくて、もっと外に出て、いろんな人に出会って色んなことを学びたいなと改めて思いました。

博物館

遺跡から歩いてすぐ近くに、博物館があります。

遺跡で発掘された壁画や土器、コインなどが展示されています。小さい博物館なので10分くらいで見て回れます。

料金は一人30ソモニ(約380円)でした。

まとめ

ペンジケントはいかがでしたでしょうか?おそらくほとんど人が聞いたことない地名だと思います。

しかし、この街には世界的に重要な遺跡が残っているのです。かつてシルクロード時代に交易をしていた「ソグド人」が築いた遺跡。すごい浪漫感じませんか?

古代遺跡好きな人はぜひ行ってみてください!!

旅の様子をYouTubeで発信していますので是非見てみて下さい!!

タビートニク Tabeatnik
双子でゆるーく旅しております。浪漫溢れる旅が大好物です。 今はユーラシア大陸横断中です。 #浪漫旅 ⬇️旅の記録や写真、旅人に役立つ情報など下記のSNSでも配信してます。ぜひフォローしてください!!!
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