どーも、双子で世界放浪中のタビートニクです。
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今回はキルギスの首都「ビシュケク」を旅したときの話をします。
ビシュケクに到着
飛行機を利用してネパールからドバイ経由でビシュケクに到着!
初中央アジアにワクワクしていましたが、時間は朝4時で、しかも至る所がキリル文字で表記されていて何もわからない状態(笑)
タクシーの運ちゃんに絡まれながらも空港から市内に行く乗合バスを探して、1時間後にようやく発見!
乗合バスはいくつかあるみたいですが、380番のバスが60ソム(100円弱)で一番安いみたいです。他のバスは200ソムと言われました。
空港から市内までは30分ほどで到着しました。
この後、僕らはカウチサーフィンのホストの家へ行きそこで3日間お世話になりました。
ビシュケクの魅力
ビシュケクの魅力については下記の動画でも紹介しています。
ソ連の街並み
ビシュケクの魅力はなんといっても旧ソ連の街並みでしょう。
市内にはこのような古くて旧ソ連時代を彷彿させるような集合住宅が立ち並んでいました。こういった集合住宅は「フルシチョフカ」と言い社会主義の寂しい感じを想起させる建物です。
フルシチョフカは深刻な住宅不足を改善するために、低コスト化と完成までの時間を短縮する建築技術を駆使して作られた集合住宅のことを指します。
それとビシュケクの街中には旧車がたくさん走っています。
ラーダは、低コストで単純な構造なので壊れてもすぐ直せることから、現在も多くの新・旧ラーダが中央アジアや東欧で使用されています。
中央アジアを旅しているとよく見かけるのでラーダのデザインがいつの間にか好きになってました笑
いつか乗ってみたい!
こんな車、日本では中々見ないですよね。上にランプが付いているので、警察とかの車なのでしょうか?
やっぱラーダかっけえな〜。
ビシュケクは首都ながら緑が豊富でソ連時代には「緑の街フルンゼ」と呼ばれており、自然と都市が融合していてとても住みやすそうな街に感じました。
建物だけを見ると旧ソ連時代の面影から無機質な雰囲気が漂ってますが、緑があるとゴリゴリの社会主義の雰囲気は感じられませんね。
暖かい街の印象を受けました。
オシュバザール
オシュバザールはキルギス最大の活気あふれるバザールです。
物価がスーパーのものと比べて安いので地元の人がたくさんいます。買わなくても歩いているだけで現地の人たちの生活が垣間見れるのでとても面白い場所でした。
果物、野菜、肉、お土産、生活用品、ドライフルーツ、パンなどなんでも売っています。
オシュバザールに着いてすぐに出会うのがこの3種類のドリンクです。
これはキルギスの定番ドリンクで地元の人達がたくさん飲んでいました。
赤いのが大麦を発酵させた微炭酸ドリンク(ショロ)、青いのがヨーグルト風味のドリンク(チャラップ)、茶色のがレモンティー?だそうです。
サイズは小・中・大とペットボトル2ℓ分から選べるみたいです。
一番小さいサイズが18ソム(30円くらい)でした。
ショロはビールの濃い匂いで黒糖のような味でした。ちょっと表現するのが難しいです笑
チャラップは塩っけの効いた飲むヨーグルトです。慣れると美味しく感じてきます。
ショロとチャラップを混ぜて飲むのが美味しいそうです。
フルーツがたくさん売っていました。インドとかと違ってとても綺麗に並んでいて丁寧な国民性が感じられました笑
バザールの屋内にはドライフルーツとナッツ類がたくさんありとても綺麗です。
中央アジアは気候の特性からドライフルーツが有名らしいです。それにしても大量にありますね。
おすすめはブドウとアンズのドライフルーツです。ブドウは様々な種類があり、試食しましたがどれも美味しかったです。
僕らは下段左にあるブドウを購入しました。本来だったら1キロ350ソム(約580円)ですが、100円くらい値切ってもらいました。
中央アジアでよくお世話になったのがこの「クルト」。実はこれチーズなんです。
クルトは主に中央アジアで食べられているチーズです。中央アジア全体で広く話されているテュルク諸語で「乾燥」を意味するらしく、その名の通りヨーグルトやサワーミルクを脱水し、さらに乾燥して作られます。
乳を塩で脱水させて乾燥させてるのでめちゃくちゃ硬いし塩っぱいですが、個人的には好みの味でした。
ここのバザールではスパイスやハーブなどが混ざっているクルトや燻製されているクルトがあリました。
よく見かける噛みタバコ。魚の餌みたいな匂いがしました笑
こんなのを嗜好品にしてるのは驚きでした。
スパイスは綺麗に並んでいて見てるだけで楽しいです。知らないスパイスがたくさんありました。
このパンは「ナン」と呼ばれ、中央アジアの人達がほぼ毎日食べる欠かせない国民食です。
麺料理や米料理など何を食べるにしても必ずナンが一緒に食卓に並びます。
ナンには色々なデザインがあって店ごとで形やサイズが異なり、まるで芸術のようでした。
店やサイズによって値段は異なりますが、だいたい30〜40円前後で購入できます。めっちゃ安い!笑
バザール近くの道で売られていた激まずドリンク笑
フルーツや野菜、ハーブなどをふんだんに漬け込んでいました笑
味はハーブの効いた塩っけのある飲むヨーグルトみたいな感じでまずがったです。
おすすめレストラン2選
NAVAT
カウチサーフィンのオーナーがお勧めしてくれたレストランがここNAVATです。
オーナー曰く、中流階級の人達がよく行くファミリーレストラン的な存在らしいです。
店内とスタッフの衣装がとてもかわいかったです。椅子のデザインもおしゃれでかわいい!
価格帯は約300〜600円くらい。貧乏バックパッカーにとっては少し高いですが、せっかくおすすめしてもらったのでちゃんと料理を頼みました笑
僕らはボルソックとラグマンを頼みました。
ボルソックは小麦粉を練って細かいサイズに切って揚げたもので、ほんのり甘みのあるのが特徴です。これもまたキルギスの食卓には欠かせない食事です。
ラグマンは中央アジア地域で食べられている肉と野菜たっぷりの煮込みスープがかかった麺料理です。麺は少しうどんに近い感じの食感があります。
正確な値段は忘れました、すみません笑
どちらもとても美味しく日本人の口に合う料理だと思います。
アパムディン・カッタマシ
入り口を見つけるのがかなり難しかったです。訪れたい人は看板がなかったのでこの緑の玄関を目印にして来てください。
ところでなぜここに来たのかというと、「クムス」を飲みたかったからです!
クムスは馬乳酒の一種で、馬の乳を発酵させたものです。アルコール度数が1~3%ほどありますが、アルコールはほとんど感じません。
キルギスでは一般に飲まれている飲み物で、キルギス人はクムスが大好きらしいです。ですが、カウチサーフィンのオーナーは嫌いって言ってました笑
早速、中に入っていきます。
このレストランでは、なんとユルトの中で食事ができます!
遊牧民になった気分を味わえるのでおすすめです。
ユルトは南シベリアや中央アジアのテュルク系の遊牧民族が使用していた住居のこと。現在では定住化が進み、セカンドハウスなどで使用されている。
店内は写真を撮るのを忘れてしまったのでないのですが、YouTubeの方でユルトの中の雰囲気はわかると思います。
様々なキルギス料理の動画をYouTubeで上げてます!
さて、ここに来た理由である「クムス」を飲んでいきます。
馬乳酒と言うだけあって、見た目は牛乳。
味はどうなのでしょう…
めちゃくちゃ不味い、全部飲めませんでした…
味を表現するのは難しいですが、臭みが強くとにかく癖の強い味でした。
ちなみに次の日から下痢になりました。現地の人に聞いたら慣れてない人がクムスを飲むとお腹を壊すみたいです笑
小腹が空いたので、カッタマを注文しました。
中央アジアで広く食べられる層状の揚げパンのことで、中にネギが入ってます。
見た目も味も台湾の料理である葱油餅(ツォンヨゥピン)に似ていました。
これは普通に美味しかったです。パイのようになっているのでサクサク感があり、中は少しモチッとしていました。
クセになる味です。
まとめ
キルギスの首都ビシュケクはいかがでしたでしょうか?旧ソ連の街並みが残ったビシュケクは東南アジアや南アジアとは全く異なった雰囲気があり、とても新鮮に感じられました。
またキルギス人は日本人と顔が近いモンゴロイド系の人が沢山いてとても親近感が湧く国で、料理が日本人の口に合うものが多くとても楽しいのでおすすめです!!
堪能したい方はぜひ行ってみて下さい。
旅の様子をYouTubeで発信していますので是非見てみて下さい!!